“ほしのあき”さんがワイドショーで話題になっていると
思わず「ぽぴのぱぴ・・・」と言ってしまうこと
皆様もあると思う今日この頃、益々ご清祥のことと存じます。
意味わかんねぇ〜って? 自分もわからん時・・・あります。
ちょー暑い夏がやっと落ち着き、鈴虫も私も泣くこの時期、
下ばかり見ていた私は久しぶりに空を見上げました。
小春日和というんでしょうか?
空が青かったんです。ビックリしました。
私の記憶では空は灰色かまっ黒だったのですが。
それよりなんだ、この胸のときめきは? わくわくする・・
これがひょっとしてすがすがしいという気分なのか?
初めての感覚なので困惑します。
私はある時、歯科医院経営環境悪化と家族の介護疲れ、
育てたスタッフの離反、人間社会への不信感、その後の自分の病気から
挫折と絶望の崖っぷちに立ったことがあります。
そんな自業自得とも言える私は考える事があります。
その青い空の向こうには何があるのだろうと・・・
夢があるのか?それとも希望?幸福?
そうだ引き籠らず行ってみよう!

足が悪いので車を最近使う私は、
そのすがすがしい日の午前の診療を早く終え
医院前の国道246を登り渋谷から青山通りを車で走りました。
まるでボンドカーを颯爽と運転する007のようにです。
否、まるでではなく間違いなく私はトーマス・ボンド・・・?
青山通りは道幅が広く歩道も広い。素敵な通り・・・
真っすぐ赤坂紀尾井町方面に滑走路のように道は続いています。
両脇のビルは確かに高いが、真っすぐ伸びた道の向こうには
夢と希望に満ちた青空が俺を待っている。 さあ、飛び立て!
なんか・・・ 空が青くない・・灰色だ。
いつの間にか私ではなく悪魔が舞い降りてくるような空になっとる!
前に私の医院でも突然そんなことあったぞ!
今日は9月14日・・・台風来るってワイドショーで言ってたか?
”ぽぴのぱぴ”の事しか聞いてないぞ!

なんかヤバい、雰囲気読めない私でも分かる。
おそらくすがすがしいと思われるこの胸のときめきは
別の意味での胸のときめき、躍動感になっている。
私は台風が来るとなぜか妙に気分が高揚するんです。
夢と希望をつかみに来たはずなのに、どこで歯車が狂ったのか?
私は自ら挫折と絶望の方へ走っていたのか?
皆が逃げ出すその台風の中には、夢や希望などではなく挫折と絶望だと思う。
そこに自ら突っ込む事が私の夢なのか?
それが歯科医院を開業、営むということなのか!?
世の中と言うのは泣くに泣けない現実というものがあります。
それが人為的な罠でもペテンでも甘んじて受けなければならない。
一所懸命身を粉にして、骨身を削って築いてきた物を
台風が通り過ぎた後のように一瞬にして失うこともあります。
その後始末をもしなければならない。 逃げられない、事業主として・・・

久しぶりに空を見上げた私は思いっきり大粒の雨風に打たれてました。
台風よ〜!全てを洗い流してくれ〜
辛い事や悩ましい今の現実、私の病気や家族の障害、
大変厳しい歯科医業経営、ハメたトモダチらへの憎しみ、etc,
心配した影の男トーマス2号が日も射していないのに地面から出てきて
一緒に雨風に打たれてくれました。 さすがトモダチ。それがトモダチ
なんてね
でも台風のど真ん中はメッチャ晴れているそうです。
台風の目・・・常にそこに居ればいい。(ちょっと強気)
台風の目・・・常にそこに居ればいい。(ちょっと強気)
ps、誰もが昔は子供でした。そのころの皆様は台風にも家族がいると思っていたと思います。そう台風一家(一過)。という事は9月14日に首都圏に上陸した台風14号はひょっとして14番目の・・・う〜む、うらやましいのかそら恐ろしいのか・・・誰にも聞けず時間が立ち台風一過と理解したのは大学入ってからでした。勉強大切です。
それから胸がときめいたのは青空を見てではどうもなさそうで、台風が来る予感を私のカミソリのように研ぎすまされた五感が無意識に察知してたようです。日常生活ではは全く雰囲気読めないのにそういう事だけ・・・自分が嫌です。
全ては不徳の致す所自分の責任
松村 東栄
敬具
松村 東栄
敬具